お酒の割り方の比率を一覧にしてまとめました。身近なお酒を中心に「何で割るか」「どれくらいの割合で割るか」を分かりやすく説明しています。
焼酎やウイスキー、カクテル、チューハイ、梅酒などの、水や炭酸水、ジュースで割ると美味しいお酒を中心に紹介しています。
お酒の割り方の割合比率の一覧表
お酒の割り方の組み合わせと、割合比率の一覧表です。
割り方 | お酒 | 割材 | 割合(お酒:割材) |
---|---|---|---|
ハイボール | ウイスキー | 炭酸水 | 1 :3 |
ウイスキー水割り | ウイスキー | 水 | 1:2~2.5 |
焼酎水割り | 焼酎 | 水 | 6:4 |
焼酎お湯割り | 焼酎 | お湯 | 6:4 |
緑茶ハイ | 焼酎 | 緑茶 | 1:2 |
ウーロンハイ | 焼酎 | 烏龍茶 | 3:7 |
カシスオレンジ | カシスリキュール | オレンジジュース | 1:4 |
ファジーネーブル | ピーチリキュール | オレンジジュース | 1 : 2 |
梅酒ソーダ | 梅酒 | 炭酸水 | 4:6 |
カリモーチョ | ワイン(赤) | コーラ | 1:1 |
レッドアイ | ビール | トマトジュース | 1:1 |
ジントニック | ジン | トニックウォーター | 1:3 |
ここからは、それぞれのお酒の割り方の比率について詳しく紹介します。
ハイボール(ウイスキー:炭酸水=1:3)
ハイボールはウイスキー1に炭酸水3という割合が一般的によく使われ、サントリー公式でも「1:3〜4」が目安として紹介されています。
ウイスキーを適量注ぐ。
ハイボール – ウイスキーのおいしい飲み方 | サントリー
ウイスキーまぜます。
ソーダを加えます。(ウイスキー1:ソーダ3~4)
この比率なら炭酸の爽快感と香りのバランスがとれ、飲みにくければ炭酸水を増やして薄めるのが適切です。
また、香りやコクを強く感じたい場合は「1:1(トワイスアップ)」という比率の割り方もあります。
ウイスキー水割り(ウイスキー:水=1:2~2.5)
ウイスキー水割りは、ウィスキー1に対して水2~2.5倍の割合がよく用いられています。日本洋酒酒造組合でも水割りの目安として紹介されており、アルコールの角を取ってまろやかにしつつ香りを残せる割合です。
水割り ~WITH WATER~
日本洋酒酒造組合
(中略)
水をウイスキーの2~2.5倍注ぎ、3回程度軽くまぜます。
身体や食事に合わせて水を増やすことで、さらに穏やかになります。
焼酎水割り(焼酎:水=6:4)

焼酎水割りは焼酎6:水4が一般的で、アサヒ公式でもこの比率で紹介されています。
基本の割合は、焼酎6:水4(ロクヨン)。焼酎を飲み慣れてない方は、焼酎5:水5(ゴーゴー)、焼酎4:水6(ヨンロク)もおすすめ。
焼酎のおいしい飲み方 | アサヒビール
20度焼酎をこの割合で割るとおおよそ14度前後に下がり、晩酌に向いた濃度になります。飲みにくいと感じた場合はさらに水を増やし、自分が飲みやすい濃度を探すのが理にかなっています。
焼酎お湯割り(焼酎:お湯=6:4)
焼酎お湯割りは(焼酎:お湯=6:4)で作るのが一般的で、特に寒い時期に好まれます。
「ロクヨン(焼酎6:お湯4)」だと焼酎の香りを感じやすい、「ゴーゴー(焼酎5:お湯5)」だと食事に合わせやすい、「ヨンロク(焼酎4:お湯6)」は飲みやすく焼酎を飲みなれない人にもおすすめ
iichikoスタイル | 三和酒類株式会社
ポイントは「お湯を先に注ぐ」ことです。そうすることで自然な対流が起き、香りや味わいが均一に広がるとされています。また、先にお湯を注ぐことで飲む時には丁度いい温度になるというメリットもあります。
でき上がりの温度を人肌より少し熱いぐらい(40〜45℃)にすると、
美味しいお湯割りの作り方 | 田苑酒造
香りがふわっと開き、飲み口はまろやかに、そして甘みやうまみも引き立ちます。
緑茶ハイ(焼酎:緑茶=1:2)

緑茶ハイは焼酎1に緑茶2という割合がよく使われており、すっきりしつつ風味も感じられます。
①急須に茶葉を入れ、80度のお湯を注ぎ、1分待ちます。(通常の淹れ方より濃い目に淹れる)
②グラスに氷をたっぷり入れ、そこに①を2/3注いで急冷します。
株式会社ちきりや(茶製造販売)
③焼酎を1/3注いでできあがり。
飲みにくい場合は緑茶を増やしてより軽やかにするのもおすすめです。
ウーロンハイ(焼酎:烏龍茶=3:7)

ウーロンハイは焼酎3に烏龍茶7が一般的な配合です。
ウーロンハイのスタンダードの割合である、焼酎:3、ウーロン茶:7にして作りましょう。
SHOCHU PRESS
お酒があまり得意じゃない人は、(焼酎:烏龍茶=1:4)くらいにすると良いでしょう。味の素AGFではその比率で紹介されています。

逆に、お酒を感じたい人には(焼酎:烏龍茶=1:2)で割る人も多い印象です。
カシスオレンジ(カシスリキュール:オレンジジュース=1:4)
カシスオレンジはカシス1にジュース4が主流で、甘さとジュース感のバランスに優れています。
ボルス クレーム・ド・カシス 30ml (4.1g)
カクテルガイド | アサヒ
オレンジジュース 120ml
甘さを増したい場合はカシスの量を増やして楽しみましょう。
ファジーネーブル(ピーチリキュール:オレンジジュース=1:4)
ファジーネーブルはピーチ1にオレンジ4が一般的な比率です。
ボルス ピーチ 30ml (4.1g)
カクテルガイド | アサヒ
オレンジジュース 120ml
甘さが足りないと思ったらピーチの量を増やしてみてください。
梅酒ソーダ(梅酒:炭酸水=4:6)

梅酒ソーダは梅酒4と炭酸水6で割ったり、梅酒1、炭酸水2などで割ることが多いです。
チョーヤ梅酒「紀州」と炭酸水を4:6で割るだけで、梅酒ソーダのできあがり。
梅酒ソーダ割り | CHOYA
爽快感を重視する場合は炭酸水を増量して軽くするのが良いでしょう。
カリモーチョ(ワイン:コーラ=1:1)
カリモーチョはワインとコーラを1:1で割る割合が広く知られています。
レッドウッド カベルネ・ソーヴィニヨン 90ml
カルディコーヒーファーム
コーラ 90ml
渋味と甘さの均衡が特徴で、ワインを強調したい場合はワイン多め(2:1)に調整しても楽しめます。
レッドアイ(ビール:トマトジュース=1:1)
レッドアイではビールとトマトジュース1:1が基本構成です。
カゴメトマトジュース食塩無添加(720ml)100ml
カゴメ株式会社
ビール100ml
トマトを濃くしたい場合はトマトの比率を増やして調整可能です。
ジントニック(ジン:トニックウォーター=1:3)

ジントニックはジン1にトニックウォーター3が一般的で、香りと爽やかさのバランスがとれます。
ジンとトニックウォーターの割合は1:3~1:4が一般的。
Foodie
ジンを重視したい場合は1:2、軽さを求めるなら1:4にシフトできます。ライムや氷の入れ方で風味の出方も変化します。
お酒を割る比率は自分の好みでOK!
正直、自分で飲むなら、お酒の比率はそんなに厳密に気にしなくてOKです。
飲んでみて美味しいと思えば何の問題もありません。人によって好きな濃さは違うので、感覚や気分でテキトーに割って飲みましょう!

例えば、私の場合は、焼酎は薄いほうが好きなので水で10倍くらいに割って飲みます。
ほんのり香りがついた水という感じですが、それが美味しいのです。
また、酒好き業界で有名な「ハイボールの人(wawawaさん)」は、ハイボールを「ウイスキー:炭酸水=2:1」くらいの割合で作って飲みます。
同じお酒でも、銘柄によっても度数は違うため、一概に「◯:◯で割るのが正しい!」とは言えません。
割り方の比率はあくまで目安として考えて、自分にちょうど良い割り方を探すのもお酒の楽しみ方のひとつです。
※居酒屋やバー、飲み会などで他の人にお酒を作るときはまずは一般的な比率がおすすめです。
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